ぎゅーーーっと凝縮された、言葉の力を強めるためのテクニックが、今日からすぐ使える! [書評] 『伝え方が9割』

伝え方が9割
こんにちは。よしち(@yoshichiha)です。

誰かに何かを伝えるために「書く」「話す」ということは、毎日の生活の中に溢れています。

ブログエントリーや、メール、電話、あるいはちょっとした雑談でも、もっとうまく伝えたい、自分の言いたいことをわかってもらいたいのに、うまく表現できずもどかしい気持ちになることは多いと思います。

そんなときの助けとなりそうな本が、今回紹介する『伝え方が9割』です。

凄腕コピーライターの「伝える」ためのノウハウが凝縮!

『伝え方が9割』は、コピーライターの佐々木圭一さんの著作です。

Kindleセール中だったときに買ってしまいました!

佐々木さんは、アメリカで広告の賞を受賞したり、一流アーティストの楽曲に歌詞を提供している、凄腕のコピーライター。

そんな佐々木さんが「どのように表現すれば、相手により効果的に伝わるか?」という点について、経験をもとに重要なポイントをぎゅっとまとめた、伝え方のハウツー本です。

この本は最短距離で、あなたのコトバ/伝え方を磨くためのガイドだと思ってください。

こんなことが書いてありますが、読んで思ったのは、「これは本当にすぐ使える!」ということでした。

例:「強いコトバ」をつくる技術

少し、具体的な内容を紹介します。

例えば、相手の印象に残る、「強い言葉」の作り方についてです。
以下のようなものが紹介されています。

ギャップ法

いわゆる「◯◯ではなく、☓☓である」という表現です。

文中でも紹介されていますが、踊る大捜査線の「事件は会議室で起きてるんじゃない、現場で起きてるんだ!」というセリフなんかがこれにあたります。

言いたいことの前に、反対の言葉を持ってきて、言いたいことの印象を強めるという手法です。

赤裸々法

自分の身体の変化を言葉で表すことで、言葉の印象を強める手法です。

例えばただ単に

「あなたが好き」

と言うよりも、

「唇が震えてる。あなたが好き」

というように、自分の気持ちの高まりが身体に表れているということを一言添えることによって、言葉の力を強めます。

どちらも、とてもシンプルですが、言われてみるとたしかに印象に残るものですよね。

本書の中では、こういった手法が他にもいくつか紹介されています。

印象的だったポイント

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特にポイントだなあと思ったのは以下の2点。

「コトバは相手のもの」という原則

伝えるということは、自分が表現して、相手に届くということが何よりも重要です。

例えば、相手に「Noと言われにくい」お願いをするときの大前提として、こんなことが書かれています。

あなたのお願いを実現させる
答えは、自分の中にない。
相手の中にある。

また、メールでの表現は、デジタルの冷たさをカバーするように、30%増しの表現にするのがよい、ということも言っています。

たしかに、あなたのキモチで言えば30%過剰な違和感があるはずです。ですが、「コトバは相手のもの」という原則から、受け手にとってみると、30%増量でちょうど手描きと同じくらいのあたたかみなのです。

特にこの「コトバは相手のもの」という表現が印象に残りました。

自分が、どのように言うか、書くかではなく、相手にどのように伝わるか、ということに重きをおく。

言われてみればたしかにということではあります。

でも正直、日々の生活や仕事の中では、相手の頭の中を想像するというのは、結構面倒でサボってしまいがちだと思います。

そういった、無意識に楽をしているものを、意識の下に持ってきて、ひとつひとつ、相手の受け取り方を意識して言葉を使うというのが大事ですよね。

中学生でもできる!くらいの簡単さ!

本書を読んで一番強く感じたのは、これだけ表現の手法を「明日からすぐ使える」レベルにまとめたということに対する驚きです。

上で紹介しましたが、紹介されているテクニックのひとつひとつは、「なるほどぉーー知らんかったわぁぁーーーー」というよりは「そうだね、そうだね、うん、たしかにそうだね」という感じ。

「反対の言葉を並べて『ギャップ法』なんて名前つけてるけど、これくらいちょっと考えればできるんじゃない?」なんて感じる方もいると思います。
正直僕もそうでした。

でもたいてい、そういった「表現の工夫」って、なんとなくたまたまでやっていることが多く、必ずしも再現性は高くありません。

いつでも一定の表現力を発揮する、という点で、テクニックの体系化は重要です。

そしてそのテクニックが、誰でもすぐに使うことができる、というレベルまで、シンプルにまとめられている。

これはなかなかにすごいと思います。

もちろん他にも、表現技法について効果的な手法を解説した専門書はたくさんあると思います。

しかしそういった本を読んで実際に技術を身に付ける人はどれくらいいるでしょうか。

本書は、まったくもって専門書という感じではなく、中学生でもすぐにわかる、効果的なテクニック集となっていますが、紹介されている手法がどれも非常にわかりやすく、すぐ使えるものであるということ、それ自体が、効果的な情報の「伝え方」のあらわれだと言えるのではないかと思います。

まとめ

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繰り返しになりますが、本書『伝え方が9割』には、言葉を表現するポイントが凝縮されてまとまっており、すぐに使えるとても実用的な本になっています。

いかに効果的に自分の想いを相手に伝えるかというのは、情報がどんどん増えている現代で、自分の声が埋れてしまわないようにするためにもとても大切なことですよね。

「書く」「話す」は毎日の生活にあふれています。

ぜひこのテクニックを使って、言葉の力を強めていきたい。
そう思える、超実践的な本でした。

おすすめです!

みなさんも素敵なPhrasing Lifeを!

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