[雑感]なぜくちゃくちゃ食べる音は不快なのか

Eating

たまに電車の中でいたりするんですよね。ガムかなにかをくちゃくちゃやっている人。

どちらかというと神経質なので、近くにいるとすぐ気づいてしまって、ついイライラしてしまうのです。
もっとこう、心穏やかに毎日生きたいのに。しかしよくよく考えると、なぜくちゃくちゃ音に対して生理的な不快感を感じるのか、よくわからないというか、自分の中の理由付けができないんですよね。

不快感とか、感覚的に常識になっていることって、たいてい、それなりに、人間の生き物としての本能に根ざした理由付けができると思っています。

たとえば、まだ世間一般には、男性より女性の方が子どもの世話に注力する割合が高いと思いますが、ものすごく原始的な生物的本能で考えると、女性からして子どもは間違いなく自分の遺伝子を受け継いでいますが、男性からすると、もしかしたら自分の子どもではない可能性があります。
そうすると、子どもの世話に力を向けるよりも、より多くの女性と子どもを作るべく活動したほうが、理にかなっている、ということになります。

なんかジャレド・ダイヤモンドの受け売りかもしれないですが。

文庫 人間の性はなぜ奇妙に進化したのか (草思社文庫)

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一応言っておくと、そういう理由付けが、生き物の本能的な面でできるというだけで、それが現代社会でも筋が通るべきとか、そういうことではないです。
前述した女性と男性の例は、いまの人間の世の中では間違っています。

で、話を戻すと、食べるときのくちゃくちゃ音に、そういう本能的な不快感の理由付けができるのかということです。
これがけっこう難しい。一応仮説を考えてみました。

1.命の危機にさらされている状況を想起させる

 
例えば犬が何かを食べるときって、人間のように口を閉じてもぐもぐはできませんから、わりと「くちゃくちゃ」に近いですよね。
 
ちゃんと調べてはいませんが、たぶん肉食動物だとそういう食べ方が多いのではないでしょうか。くちゃくちゃ系。
 
これを人間の本能と結びつけると、「くちゃくちゃ」が、例えばライオンのような、人間を捕食しうる大型の肉食動物がなにかを食べている音を思い起こさせるのでは、という発想です。
人間の無意識に肉食動物の恐怖が遺伝的にすり込まれていて、くちゃくちゃ音を聞くと「ヤバい食われる」という感覚を呼び起こす。
 

2.食べものを口からこぼすことを無意識に恐れている

 
くちゃくちゃ食べるということは、口を開けている時間が長いということです。
そうすると、口を閉じて咀嚼する場合に比べて、食べこぼしが発生する可能性が高くなります。

いち生き物として考えると、食べものをこぼしてエネルギー源を失ってしまうというのは避けたいところ。ご飯の一粒が生き死にを左右するような致命的な状況がないとは言い切れません。(たぶんないけど)

エネルギー摂取の機会損失を防ぐべく、本能が警鐘を鳴らしているのです。

3.人間の聴覚の聞き取れる音の範囲の嫌なゾーンの音

 
これは少し毛色の違う仮説です。
 
黒板を爪でひっかく感覚ってすごく嫌じゃないですか。きぃーって。
そんな風に、音そのものが、人間の聴覚の深いゾーンにストライクしているのでは、という考えです。
 
生物的本能が…というものではないですが、「そういうものです」と言われたら「へえ、そういうものなんですね」と納得してしまいそうです。
 

4.鼻づまりや鼻炎を恐れている

 
鼻で呼吸できないのって辛いじゃないですか。鼻炎とか、あとたまに鼻のかたちのせいで鼻の通りが悪いという人もいますよね。

鼻で呼吸ができないと、口呼吸になり、そうすると食事のときは呼吸のために口を開けなければならず、それがくちゃくちゃ音につながる。
実際、そういう友人も昔いました。大変ですよね。

そんな鼻炎や鼻づまりの苦しさを、人間の本能が恐れており、くちゃくちゃ=苦しい みたいな感じになって、意識の表層に不快感として表れる。
鼻炎こわい。まじヤバい。みたいな。

ーーー

ということで仮説をいくつか考えてみましたが、まあどれもいまいちピンとこないですね。

もとより仮説を検証してみようという気はありませんが、それにしても「これなら自分の中の理由付けとしてそれなりに納得できるかな」というレベルにすら達していません。
自分の中だけでも納得できていれば、くちゃくちゃ音事案発生時に「まあこれこれこうだから仕方ないよね…」と、イライラをロジックでフォローできるかもしれないのですが…

うーん、くちゃくちゃ音問題、闇が深い。

引き続き、この問題については、自分の中の落としどころを探していきたいと思います。

では。

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  • 作者: 照屋華子,岡田恵子
  • 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
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