『文章力の鍛え方』/樋口裕一

15 11月

「文章力」という概念にこだわっているようじゃまだまだなんだろうなとは思うのですが、Kindleセールで見るとポチってしまうんですよね、こういう本。

文章力の鍛え方 (中経の文庫)

文章力の鍛え方 (中経の文庫)

  • 作者: 樋口裕一
  • 出版社/メーカー: 中経出版
  • 発売日: 2011/04/27

 

内容としては、文章力というよりも、まずものの考え方、垂直思考や水平思考みたいなことをトレーニングしよう、というところに重きが置かれています。

たしかに、頭の中空っぽでキーボードに向かっても、今日あったことの時系列の日記くらいしか書けないかもしれませんね。

ただし、紹介されている「思考の訓練」については、正直「それくらい当たり前では?」と思うことも多々ありました。
すっごくポジティブに捉えると、そのレベルの素地は自分にちゃんとあるということですかね。むかし『ドラゴン桜』か『エンゼルバンク』で、ビジネス書を「そりゃそうだよね」と思いながら読む奴が成功する、みたいな話が出てきてふーんと思ったのですが、まさにそういうことですかね? ふふふ。

エンゼルバンク ドラゴン桜外伝(1) (モーニングコミックス)

エンゼルバンク ドラゴン桜外伝(1) (モーニングコミックス)

反面すっごくネガティブに捉えると、それを当たり前と思いつつもこういう本を読んで文章力乞食をしているわけで、素地があっても活かせていない、あるいは素地があるかのような錯覚に陥っている、ということになります。

まあ正直どっちでもいいんですけど。

本書の中で一番印象的で、たしかにいつかやってみたいなあと思ったのは、他の人が書いた質の高い文章をそっくりそのまま書いてみるという訓練。
何事も習熟の第一段階はちゃんと真似すること。守破離守破離。読むのと書くのとではまた感じるものも違いそうですしね。

まあ、じゃあ早速明日やってみるか!というテンションに至るほどのトータルの納得感が得られたわけではないので、すぐやります死んでもやりますやらせてくださいという感じではないです。
とはいえ、自分が文章力というものに漠然としたコンプレックスを抱いているのは確かで、そんな心のどこかに小さな楔のように刺さったような気はしています。いつかやるかも。意外と楽しいかもね。

この本がおすすめかどうか、という質問に対する回答は難しいですが、自分が「そりゃそうでしょ」と思ったということは、自分のやり方に近いかもしれないということで、状況によっては勧められることもあるかもしれません。
相当に限定的な状況であると想像されますが。

では。

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